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製造元・・・ぽぷら。ゆる~くメイプル、だが譲れぬ一線がここにある。
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2017.05.01 (Mon)
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2010.10.22 (Fri)




この物語はフィクションです。

全てはメイプルストーリーの世界観を基にした架空の物語です。



──────これはまだ暗黒の魔法使いが猛威を振るっていた頃のお話。




一人の盗賊がいました。

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彼に盗めぬ物はないと称され、その知名度は魔法使いにも劣りません。

そんな彼が初めて失敗し、致命傷を負って倒れていたところを修道院のシスターが救いました。

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目が覚めた後すぐに修道院を去った彼でしたが、その夜、修道院がモンスターに襲われている事に気づきます。

子供達に修道院に残ったシスターを助けてくれとお願いされ、彼はシスターを修道院から連れ出しました。




その後、彼らは一体どうなったのでしょうか?






 


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シスター:あの、ご飯出来ました。

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盗賊:ああ。

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シスター:少し、外の景色を見て来ます。

盗賊:食べないのか?

シスター:・・・後でいただきますね。

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盗賊:・・・そうか。



この隠れ家に来てから数ヶ月が経った。

思えば、この方と出会えたのがやっぱり私の人生の分岐点だったのでしょう。

・・・多分父よりも。

あの日、教会から脱出した時、こう言ってくれた。




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盗賊:まぁ、すぐ近くでのたれ死なれても飯がまずいからな・・・他に家を見つけるまではここに住んでくれていい。





それからはずっと、ここで穏やかな生活をしている。

新しい家を探そうにも、隠れ家の周りには強いモンスターが沢山いて、街までたどり着けないのだ。

それを分かっているからか、あの方も追い出すそぶりをまるで見せない。

あの方が何を考えているのかはさっぱり分からないが、それは間違いなく優しさだと思った。

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子供C:あ、お姉ちゃん、あの、二人がまた森に・・・

私に気づいてトコトコと近寄ってくる。

シスター:またですか・・・奥に行く事は無いでしょうから、多分大丈夫でしょう。

子供たちにも、あの方は色々な生き方を教えてくれた。

モンスターとの戦い方や、様々な知識を。

でも、皆で一緒にいられるという事実が、なによりも嬉しかった。



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シスターoO(私は、本当に幸せ者です・・・でも、)



外の景色を見て、私の心は重くなる。

日が経つにつれて禍々しい気配が強くなっていくのが分かる。

遠くない内に、この世界は闇で覆われてしまうだろう。

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盗賊:気になるか?

シスター:・・・はい。

いつの間にか、すぐ近くに立っていた。

最初は驚いたが、いつもの事なのでもう驚かなくなった。

盗賊:そう不安がるな。

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シスター:あの、貴方なら暗黒の魔法使いを倒せるのですか?

盗賊:さぁな・・・だが、

そこで一度言葉を切って、言った。


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盗賊:世の中お前みたいな奴が少なからずいるんだよ。

シスター:・・・?それは一体どういう・・・


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子供A:あんちゃん!ねぇちゃん!やったよ!ついに1匹倒したよ!


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子供B:へへへ、二人がかりだけどね。

森から帰ってくる二人を見て、無事帰ってきたことに安堵した。

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シスター:おめでとう、でもあまり無茶をしてはいけませんよ。

もっとも、あの方が稽古してくれたおかげで、二人はそれなりに成長している。

私には教えられない事なので、凄く感謝している。


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子供A:あんちゃん!新しい技教えてくれよ~!もっと強いヤツ!

盗賊:断る。

子供A:えーいいじゃんか!あの光速で疾るのとかやりたいんだよぅ~!

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盗賊:いいか?俺が教えるのはあくまでも基礎だ。そこから自分なりに工夫して技を磨け。真似事ではなく、自分だけの技を身に付けろ。


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子供A:・・・うん、分かった。

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子供B:うーん、あんちゃんより凄い技なんて出来るのかな・・・。

あれこれと自分なりの技を考え始める二人。

先ほど聞きそびれた話をもう一度聞くことにした。

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シスター:あの、さっきの言葉ですけど・・・

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盗賊:ん?あぁ・・・時期的にはそろそろだと思うのだがな。

その言葉はイマイチ的を得ない。

あの方は笑っている。

私にはやはり、真意を読み取ることが出来なかった。

 





※今からの話は、盗賊とシスターが出会う少し前までさかのぼります。






 




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団長:・・・。

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女騎士:団長、そろそろ時間です。

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団長:あぁ、今日こそ奴を捕らえる。

ガサゴソ。

鎧に着替えていると、今日の雇い主が現れた。

貴族:聞こえたぞ、頼もしい言葉だが本当に奴を仕留められるんだろうな?

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団長:万全は尽くしました。いかなる奇襲も跳ね除けてみせましょう。

貴族:・・・まぁいい。私は私で手を打たせてもらう。せいぜい頑張ってくれたまえ。

そう言って部屋から出て行く雇い主に、部下が悪態をつく。

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女騎士:なによ感じ悪い。あーあ、なんでこんな任務を引き受けたんですか?

団長:・・・あの人が国に沢山の税を納めているから上もまず断らないだろう。

女騎士:お得意さんって事ですか。

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団長:それに、奴から犯行予告があったらしい。

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女騎士:珍しいですね、いつもはそんな事しないのに・・・でも、団長は個人的にも奴に執着していますよね?

団長:・・・まぁな。







奴と初めて出会った時、私は強い衝撃を受けた。

国宝を守る為集められた名のなる傭兵や騎士達をかいくぐり、宝石を奪い取ったあの盗賊。

騎士達を束ねる団長である私も彼に触れる事さえ出来なかった。

それからずっと奴を倒す為の鍛錬を続けてはいるが、その差が埋まる事は無かった。



しかし、今回は滅多に無い機会が舞い降りた。



派手な事を嫌う奴が何故犯行予告をしたのかは不明だが、普段後手に回らざるを得ない自分たちにとっては好機だった。

その上、雇い主直々に依頼されているので、予告の品のすぐ近くで守ることが出来る。

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団長oO(私情を挟むな・・・狙われた品物を守り通せれば我々の勝利なのだから。)

凶悪なモンスターの討伐任務や悪名ギルドの討滅などを行ってきて私も成長しているはずなのだ。

屋敷の大広間にある台座に置かれた守るべき物を見る。

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団長:綺麗だな。

率直な感想を述べる。それは確かに綺麗なネックレスだった。

だが、彼女はとても苦い顔をした。

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女騎士:どうせ平民から搾り取った税金で作った金持ちの道楽ですよ。

団長:・・・価値のあるものである事に変わりは無い。

女騎士:こんなものを奴は手に入れて一体どうしたいんでしょうかねぇ。

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団長:多分、どうもしないと思う。

女騎士:はい?

団長:さぁ、そろそろ時間だ。持ち場につけ。

女騎士:・・・分かりました。

 

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この日の出来事が、自分を大きく変える事を、私はまだ知らなかった。

 

 


続く(第十四話へ)。


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