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2024.11.22 (Fri)
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Updated
2012.02.28 (Tue)
2012.02.28 (Tue)
※・・・この回は今までの回の伏線を一気に回収する大きな回となります。
答えを見る前に、今一度このお話を読み返してもらい、疑問点を考えてくれると嬉しいです。
第一話へ。
ガチャッバタン。
グロウ「・・・今日は月が明るいな。」
答えを見る前に、今一度このお話を読み返してもらい、疑問点を考えてくれると嬉しいです。
第一話へ。
ガチャッバタン。
グロウ「・・・今日は月が明るいな。」
グロウが向かった先は、村の書庫だった。
グロウ「やはりな・・・。」
疑問に思った理由はリゼットの持っていた本だった。
アイツは閲覧禁止の書庫から本を持ってきたといった。
そして、入り口から普通に入れたといった。
グロウ「(結界が破壊されている・・・しかもその上で気づかれないように細工されている。)」
しかし、何故普通に入れたのか?
村の重要機密ともいえる、魔法書の収められている書庫。
そんな場所に対して村の人間達が仕掛けを施さない訳が無い。
グロウ「(アイツに結界を突破できるような力は無い・・・つまり、)」
─────リゼットより前に、書庫へと侵入した何者かがいる。
グロウ「(・・・コイツはそれなりに強いな。あの仕掛けをしたのも多分コイツだろう。)」
その手際を見て、グロウは瞬時に相手の力量を把握した。
ブォン
グロウ「・・・ふん、近いな。特等席で見物したかったのだろうが・・・アテが外れたな。」
グロウ「今ので俺の存在に気づいていたクセにだんまりか・・・ならいぶりだしてやるよ。」
グロウ「─────ッ!!」
???「チッ!あの馬鹿な小娘のせいでとんだ大失敗さ!
まさか魔界きっての『同胞狩り』を呼び出しちまうとは!!」
グロウ「だが欲しかった物は手に入れたのだろう・・・?なぁ・・・エレオノール?」
エレオノール「ハン!そのくらいの見返りはもらっておかないとねぇっ!?」
グロウ「本への細工、アレはスケルトンではなく魔王バルログを呼び出す為の魔法陣だった。」
←表紙『誰でも出来る!初めての「 」魔法!』
そもそもあの本はただの初心者向け魔法書に1ページ書き加えられただけのもの。
『スケルトンの召喚』と明記された『魔王バルログの召喚』する為の『闇』魔法を。
他の魔法は全てただのメイプル五大元素の基礎魔法だけだった。
グロウ「その為に必要な魔力も予め注入済みだった。だからどんなヤツでも召喚できる・・・筈だった。」
エレオノール「あの小娘ぇ・・・!変にいじらずそのまま書けと注意書きしておいたのに・・・!!
魔王様に村を滅ぼしてもらう計画の方は台無しだよっ!!!」
グロウ「喜劇を演出しようとつまらぬ細工をするからだ。で、どうする?俺とやるのか?」
エレオノール「ハンッ冗談!頼まれたってやるもんかい!!この化け物!!」
グロウ「・・・俺がこちらに来れたのは半分お前のおかげだからな。
・・・やらないのなら今回は見逃してやるよ。」
エレオノール「チッ!いずれ貴様も分かるさ!人間などさっさと滅ぶべきだとねぇ!!!」
バシュンッ
グロウ「・・・。」
グロウ「・・・で、どこから聞いていた?」
リゼット「・・・。」 グロウ「・・・。」
続く(十五話へ)。
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