続･強さの先にあるもの

まだメイポ暦の浅かった頃の話である。


拡声器が好きだった。


勝手に流れるそのたった一行に、叫んだ人が一生懸命考えたネタや露天情報を狩りながら見てるのが好きだった。


だが、ソレよりも↑がある事を知った。


イベント。ネクソン主催ではなく、個人主催のアバターコンテスト。


当時、アバターと言う言葉も知らなかった俺はとりあえず行ってみた。


様々なファッションをした人たちが集まっている。すごい。沢山の人が集まって圧巻だった。


重いPCだったので落ちまくったが、見ていたいが為に何度もﾛｸﾞｲﾝしなおした。


半分くらい見そこねてると思われるが、まだ小さかった俺には充分は衝撃だった。


皆でわいわいすると言う、その根底に魅せられたのだ。


だが、リアルの事情もあってその後のIN率は落ちていき、引退。


今でも生まれて初めて使った拡声器の内容を覚えている。


「これが初めての拡声器ですー嬉しいなｗ皆さんおはようございます♪」(朝)


流石に一文字一句あってる自信はないがこんな内容だったと思う。


そして、嬉しかったのは返事が来た事だった。


初おめ！こんな単純な言葉がこれほど嬉しいものとは思わなかった。


わざわざ俺に内緒するという、その行為が嬉しかったのだ。


これを使えば、色んな事が出来るかもしれないっ！それが俺のイベント師の始まりだった。


数年後に引退復帰、色々と叫んでみる。決して荒らしにはならないようになるべく考えた内容を。


最初は、叩かれた。至らなかった部分を練り直し、再び実践。叩かれ、叩かれ、それでも実践。


少しずつだが、面白いです！またやって下さいｗと言う言葉が増えていく。その言葉に救われて再び企画を考える。


見返りが欲しいわけじゃなかった。こうゆう楽しみ方もあるんだよ！と俺は言いたかった。


だが、リアルの課金量が増えていくのが悩みだった。俺のプレイスタイルは捨て身だと気づいた。


それでも、俺は今もイベントを考え、またやろうと考えている。


クオリティを上げるには様々な小道具がいる、一体どうすれば・・・







答えは簡単だった。メイプル内で稼いだお金でイベントを行えばいいと言う事に気づいた。


だが難しい事だった。高級なアイテムはやはり高いlvが必要になるからだった。




俺は、お金を稼ぐ為の力が要ると考えた。


だからlvを上げる、他にも理由はあるが、4割はこの理由が占めている。


現在海賊キャラが150ちょい、まだ足りない・・・足りないのだ。


有名になりたいだけだろ？と言われれば否定は出来ない。そんな気持ちも確かにあった。


けれども、今のメイプルは混沌の世界。横、詐欺、暴言、etc..そんな世界を新規プレイヤーは好きになれる訳がないと思った。


俺のイベントを通して、メイプルと言う世界が好きになってくれたら・・・と思っている。






俺のイベントは、１００％のメイプルに対する想いで出来ている。







誇りである。


この世界に魅せられた者として、俺は出来る限りの人事を尽くしたい。


そのために、狩を行いlvを上げ、資金を集め、皆でやれるイベントを行う。


これが、俺のメイプルにてlvを上げる意義である。


勿論これだけじゃない、まだ理由はいくつもある。だがこれだけでも充分な理由だと俺は思う。


どんなイベントをするのか？という疑問はサイトのほうを見て欲しい。





この世界を俺なりのやり方で、本気で良くしたいが為に、今日も俺はlvを上げる。