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製造元・・・ぽぷら。ゆる~くメイプル、だが譲れぬ一線がここにある。
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2017.06.25 (Sun)
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Updated   
2010.01.18 (Mon)



この物語はフィクションです。

全てはメイプルストーリーの世界観を基にした架空の物語です。




──────これはまだ暗黒の魔法使いが猛威を振るっていた頃のお話。




小さな修道院がありました。

町外れに建てられたその土地には、魔力を増幅させる不思議な力がありました。

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そこに住んでいた一人のシスター。

この不思議な力を利用し、今までモンスターを退けてきましたが、ついに心の限界が訪れます。

子供達を町へと逃がし、一人修道院に残ったシスター。





ですが、今回の話は・・・彼女が町に出かける所まで時間が巻き戻って始まります。









カバッ!!

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盗賊:!!!!!

そこは、世界の端にある盗賊の隠れ家。

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盗賊oO(・・・夢か・・・)

どうやら、身体を横にしていたらいつの間にか眠ってしまっていたらしい。

太陽の位置から大体昼まで寝ていたことを確認する。

盗賊oO(・・・クソッ!)

ここ最近は全く見ずに済んだというのに。

巧く忘れられてたと思ったのに。

原因は、やっぱり・・・あのシスターだ。

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──────貴方は本来とても優しい心の持ち主じゃないのですか?

盗賊oO(・・・ふん、狂人が何をほざく・・・っ!!)

聖職者なんて奴隷よりくだらない。

アイツ等の言う、神に祈れば救われるなんて戯言だ。



祈れば天から金が降ってくるのか?

祈れば天から食べ物が降ってくるのか?



そんな事は、ありえない。

金も食べ物も、欲しいものは自力で手に入れるしかないのだ。

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盗賊oO(少なくとも、俺は今までそうしてきた・・・っ!!)




頼れるのは、結局自分だけなんだ。










昼。

町が人で最も賑わっている時間帯。

そこに、変装した彼は来ていた。

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盗賊oO(少々動きづらいな・・・)

普段、こんな格好をしてまで町などに来る事は無い。

いつも夜に活動する為、昼間は寝ていることが多い。

しかし、シスターの一件で昼まで寝てしまい、眠気が飛んでしまったのだ。

もっとも、あんな夢を見た後に寝なおそうと思えなかったのだが。

盗賊oO(さて・・・なにをしようか・・・っ?!)



グゥ~。



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盗賊oO(・・・そういえば、朝はリンゴだけだったな)

いつもはモンスター丸焼きにして食ってるだけだし・・・たまには、買って食べるのも悪くない。

金なら掃いて捨てるほどあるからな。

そう決めて、道端で店を開く行商人たちを見て回った。















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盗賊oO(ぺろぺろ・・・)

今食べてるこれは『あいすくりーむ』と言うらしい。

何でこんなものを食ってるのかと言うと、、、




いきなりだった。

「ちょっと、そこのカッコいいお兄さん!」そう声をかけられて驚いた。

見ると、いかにもテンションの高い女性が、なにやら見たことのないお菓子を売っている。

まぁ、客が寄ってこない所から見て、あまり繁盛はしていないようだが。

何故声をかけられたか分からず警戒していると、

女性:はいこれサービス!少しは腹の足しになると思うわ!

せっかくのイケメンが台無しよ♪と言われた。

・・・どうやら、さっきの腹の虫の泣き声が聞こえていたらしい。

盗賊:・・・あまり繁盛していないようだな、本当に美味いのか?

女性:しっつれいねー!食べてから文句言ってくれる?!

これだからイケメンはっ!とプンスカ怒っている。

盗賊:それもそうだな・・・では、パクッモグモグ。

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女性:・・・ど、どう?

この女性は随分と感情が分かりやすい、不安そうに見ている。

盗賊:ふむ、ひんやりしていて甘いな・・・だが悪くない。さっきは悪かった。

素直に非礼を詫びた。

女性:あ、謝らなくていいわよ。どうせ売れ残りそうだったし・・・。

ついでに感情の起伏も激しい、目に見えて落ち込んでいる。

盗賊:俺には、このひんやりして甘いお菓子がそんなに悪い商品とは思えないんだが。

女性:今時こんなもの買ってる余裕なんてどこにも無いんでしょうよ~。

あとそれ『アイスクリーム』って言うからーと言われた。

やれやれと首を振る。




盗賊oO(お菓子を買う位なら肉や魚を買った方が良いという事か・・・)

女性:ま、アタシは3食これでも平気だけどねー

そう言ってケラケラと笑った。

盗賊:・・・女よ、先ほどはサービスだったな。

「そうよー」と言う、気のない返事。


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盗賊oO(まぁ、今日の昼飯はこれでいいか。)

盗賊:では今度は買おう。お勧めを4つほど用意してくれ。

女性:?!?!?!

これで足りるか?ジャラジャラとお金を出して聞いたのだった。




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盗賊oO(・・・誤算は、予想以上に量があったことだな。)

一つ一つがとてもカラフルになって積みあがっていった。

おかげで最初は持ち歩くのが大変だった。

あと、あの女性が言った最後の台詞「腹壊さないようにねっ!」これが訳分からなかった。

普段食ってるものより断然マシである。

勿論、彼のサバイバル仕様の腹は壊れなかった。

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盗賊oO(さてと、次はなにをしようかな・・・おや?)

ようやくあいすくりーむを食べ終えた彼の、次に目に入ったのは・・・、



行商人:さぁ見てらっしゃい!珍しいモンがいっぱい売っとるよー!!



大きな声で客を呼ぶ一人の行商人だった。

先ほどのあいすくりーむ屋とは違い、随分と人が集まっている。

興味が沸いたので、見に行くことにした。





品揃えはバラバラだが、食べ物、服、装飾品、珍品、なんでもありで結構なものだった。

特に、装飾品と珍品が住民たちの気を引いているようだ。

住民:これはなんて言うんだね?

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その一人が、一つの宝石を指差して言った。

行商人:そいつぁ『天使の喜涙』っていうんだ。持ってると幸福が舞い降りるって話でっせ!

住民:じゃぁ、これは?

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行商人:ぉ!お客さんお目が高いっすね!こりゃ『暁の耳飾り』といって、ほら!

そう言って、行商人は耳飾りを手で覆い、住民にその中を見せた。

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すると、中央の宝石の色が黄色に変わっていた。

オオーという客たちの驚き。

行商人:コイツは暗くなるとこうして黄色く発光するんだ!どうだい?嫁さんにひとつ買ってあげたら?

アッハッハ!と笑う行商人。

そんな中、一人の住民がボソッと言った。

住民:・・・でも、これだけ貴重なものだと・・・やっぱ高いんでしょうね・・・。

問題はその金額。

とてもじゃないが、買えないと皆意気消沈していた。

だがそれを行商人は高らかに笑い飛ばす。



行商人:大丈夫!今回は特別になんとこの2品を格安で競りに出しちゃうよ!!



住民達:おおおお~!!



行商人:ではまず『天使の喜涙』から!値段はなんと1メルからスタートだぁ!



住民達:おおおおおおおお~!!!!

行商人の粋な計らいに盛り上がる住民達。

「5メル!」

「10メル!」

「20メル!!」

そうして値段と住民たちの盛り上がりがつりあがっていく中、





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盗賊:・・・。

一人、静かに成り行きを見ているのだった。










行商人:さぁ現在の最高額は──────?!

競りもすでに終盤。

住民達の盛り上がりも最高潮である。

金額もすでに最初の低価格から考えるとありえない位に上がっていた。



そして、最後の一声を一人の住民が発し、競りは終了した。



商品を競り落とした住民が行商人にお金を払おうとする。しかし、

盗賊:ちょっと待ってくれ。

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それを制して、彼は行商人にお金を差し出した。

行商人:にいちゃん、そりゃないよ。いくらなんでも、競り落とした人が優先でっせ?

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盗賊:勘違いするな。これは楽しませてもらった礼だ。

行商人:そ、そうかい?じゃぁ遠慮なく・・・

そう言って、行商人がお金を取ろうとする。

で、そのお金に手をつけた瞬間、彼は言った。








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盗賊:あぁ、まさかあんな贋作が売れるとは思わなかったよ・・・実に良い茶番だった。









続く(第七話へ)。


なかがき

はい、あとがきじゃありません、なかがきです。

今回はえーと、変装盗賊編とでも言いましょうか。

思った以上に、やり取りが長くなりそうなので区切りました。

この6話は是非感想が欲しいです。

シリアス色の強いこの物語ですが、

俺自身はこの6話の様なほんわか(?)してるお話を書くのが得意だったりします。



感想次第で、物語完結後のアフターストーリーが変わるかもしれません。



また、次回にてお会いしましょう。

今日はこれにて。
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無題
今回の 御話 なんか すらすら 読めちゃう...
って 思ってたら そういう 事だったのですね..!
続くって 文字見たとき
思わず 呻いちゃいました...。w
ウチとしては シリアス色なトコよりも
こういう ほんわかっ な 感じのが 好きかもです♪

....でも シリアスあっての ほんわか なのかも?
むー 良く分からないけど
今回のお話は すっごく 好きです!w
スノレツ 2010/01/18(Mon)21:57:24 編集
無題
花火さん
皆さん
こんちわ~(*´ω`)ノシ


今回も楽しませて頂きました♪


まだ展開的に「この先どうなるんだろ?」色が強いですが、次回が期待出来る「前振り」が楽しいですね~(笑)


盗賊がコッソリ町に来てたのも今後どうなるのかが、楽しみです。

ノンビリ更新頑張って下さい~。
愛盗賊#@ 2010/01/18(Mon)22:38:04 編集
6話に対するコメント
ぜひコメントを。。と書かれたのでコメントさせていただきます。

今回ある昼下がりの話
サブストーリーとも言えますでしょうか。
そんなひょんなことから始まる会話も実は今後、意外な結末を。。っと裏をかいてみたりしました。

あえてどういう話に展開するかという予想は控えますが、この物語を作ってる花火さんと俺との考え方の違いにすごく興味がわきますね。


もし本当にただの寄り道なら それはそれで大変おもしろくできていると思いました。

この物語を読んで
設定してある背景
歴史
場面
分かりやすいっていうのが俺の感想です。

あと流れがとてもおもしろいです。
自分の頭の中でイメージしやすい文章でした。

これからも頑張ってください^^
たきゃひろ 2010/01/19(Tue)03:01:55 編集
では感想です
お、正義の味方登場と思いきや
一転ほのぼのモードですね。
変化があって良いと思います。
主人公の人格を明確にすることが
目的でしょうか?
それとも何かの伏線でしょうか?

シスターの命運、逃げた子供たちの行方
そろそろ次の登場人物?

個人的にはシリアス方面期待ですが、
そこはお任せいたします。

メイプルがベースであり、読者に、ある程度の
共通認識が期待できることから、
楽屋ネタみないなのも面白いかも知れませんね。
とき 2010/01/19(Tue)14:05:36 編集
楽しく見させてもらってます
いつの間にか真剣に見てましたw
「続く」となると
「あっ終わっちゃった」
となっちゃいますw
続きも楽しみです
KYOU 2010/01/19(Tue)15:50:42 編集
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