シグナス花火の放浪記～最終章～

タイトル：自分が信じた道へ








拝啓、シグナス様久しぶりです。

前回の日記の後、無事エレヴにたどり着き『変化師バロック』を討伐しました。



ついに私も『上級騎士』になるときが来たようです。

しかし・・・

＜駄目だ。今のお前じゃ上級騎士になることは出来ない。









＜何故でしょうか？









＜簡単な話さ。迷ってるだろ？お前。顔に出てるぜ。









oO(常時真顔なのに何で分かったんだ？)







確かに、迷っていた。

(SS撮り損ねてしまったが)この時点で、スキルポイントを全て消化できていなかったのだ。






スクリューパンチと、






エネルギーバスター。



ストライカーの2次職は、このどちらかをMAXまで上げる事が出来ないのだ。



だから、今まで両方のスキルを『11』で止める事で、選択する事から逃げていた。







＜お前、バイパーの兄ちゃんがいるようだな。彼の狩りも見せてもらった。
　血は争えないな、狩りスタイルが良く似てるよ。
　





────【エネバス】と【パンチ】を多用する常時無敵を維持する狩り方に────






・・・・・・。









＜ま、まぁ上級騎士になればまたすげェスキルが使える様になるし、
　どっちをMAXにするかパパッと選んで早く次のステップに行こうぜっ！







＜少し・・・時間を下さい。








oO(ホント、律儀な性格をしてる奴だな～ミハエルみたいだぜｗｗｗ)
















ずっと悩んでいた。

2次ストライカーは全部のスキルを会得する事が出来ない。

先ほど紹介した2つのスキルのどちらかを『9』諦めなければならない。

どちらを上げても納得し、同時に後悔もするだろう。

他のストライカーの人はどちらを上げたのだろうか・・・。





やはり、チャージしないと使えない【スクリューパンチ】だろうか？

それとも、上級騎士になったら使用頻度の減る【エネルギーバスター】か？






ふと、この時思い出したことがあった。

イベントを行っている兄貴が友達に言われた事。





「お前の想いは、エゴだ」

「そもそも、このイベント自体、他者との優劣を競う面がある」

「皆が皆ハッピーになれるなんて事はない」

否定はしなかった。

分かっていた事なのだ、格差なくみんなが皆楽しめるなんて奇跡の遊びはないのだと。

誰かが勝ち、誰かが負ける。そこで絶対に差がついてしまう。

「でも、」

「それでもお前は、このエゴを通したいんだろ？」

「それがお前らしさで、お前自身の魅力だと、思うけど」





「頑張れ、エゴイスト」















＜・・・決めました。










oO(思ったより、早かったな) オーライ！始めるぜ！！










────さよなら正騎士時代────




















＜で、結局どうゆう風にしたんだ？










＜こうですね。



















LV15エネルギーバスター・・・攻撃力330％



LV16スクリューパンチ･･･攻撃力360％









＜なるほどな。一の位を『0』にする為にスクリューパンチが16になってるのか。








スクリューパンチが15LVだと、攻撃力が345％で何となく半端だったので。





逆に、エネルギーバスターを16にすると『攻撃力336％』と言う半端な数字になる。

故にこの形が自然であり、15と16の違いに優劣はない。








＜これで、お前も立派な上級騎士だ。頑張れよ半端者！























思えば、この取捨選択こそが上級騎士になるための条件だった気がします。

この区切りで私の日記は終わりを迎えますが、ここで冒険が終わる訳ではありません。

自分で考え、選び、そして進んでいく。




私・・・いや俺は、




攻略情報が沢山ある中、自分らしい選択が出来た事を誇りに思う。

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あとがき



シグナス花火の放浪記で伝えたかったのは、

『一つの狩場に囚われず、もっと世界を見て回ろう』

『自分の育成に自信を持とう』

この二つです。

特に、ステータスの面で「DEX上げすぎた！」とか言ってる人がいるけど、

それもまた、自分らしさなのです。




今回ホークアイとか喋るし、表現の仕方はフィクションですが、

この日記は全て実際の出来事を書いております。

・・・スキル振りは本当に悩みました。

下手したら上級騎士になれなかったかもしれないです(笑)





皆さんは、彼・・・刹光花火ともう一度会うことになるでしょう。

また別の形で。



この放浪記を応援してくれた友よ、こんな終わり方ですまんな。

大方シグナス様とのラブロマンスでも予想してたんじゃないか？ｗｗ


んなもんないからｂ