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2024.11.22 (Fri)
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2013.06.25 (Tue)
2013.06.25 (Tue)
ホークアイからとある村への派遣任務を受けたセツナ。いくつもの死体が発見されたというとても危険な村へ彼は向かう。兄の話では、その原因は人間に化けた狼、人狼の仕業であり、通常の討伐方法では倒せない連中との事。さらに殺されたら蘇生も出来ない事。
そして今日、その人狼が潜む村に到着したところから物語は始まる。
セツナ:ありがとう。お前は先に帰ってろ。
ティティオ:キュイー!
セツナ:ふむ・・・雰囲気はヒドゥンストリートに似てるか。昼間なのに静まり返っているのはおそらく人狼が出るせいだろう。
グリーン:騎士団の方ですか?
セツナ:ああ。セツナと言う。
グリーン:あの、悪い事は言いませんので帰った方がいいですよ。
セツナ:ほう、それは何故だ?
グリーン:今まで何人か屈強な騎士団の方々が着てくれましたが、残念ながら殺されてしまいました。
グリーン:・・・いずれこの村は滅びるでしょう。貴方をそれに巻き込むのは本位ではありません。
セツナ:気持ちは嬉しいが、かといって見殺しには出来んよ。
セツナ:・・・無論俺とてわざわざ殺されに来た訳でもない。この事件の元凶も目処を立ててきたし、それに対する対抗手段も用意してきた。
グリーン:ほ、本当ですか!?それは一体・・・。
セツナ:それについては村人全員に話したい。良ければ集会場に案内してくれないか?
グリーン:分かりました!それでは参りましょう!
一同:人狼?
セツナ:騒がず聞いてくれて助かる。この中に人狼が紛れ込んでいる。
サマー:ヘイ騎士団長さんヨ!お堅い奴ばかりと思ってたが中々ユーモアあるじゃんかヨ!
セツナ:残念ながら冗談ではない。この中に人狼が潜んでいる。
バブル:へぇ・・・根拠はあるの・・・?
セツナ:まだ、ない。
バブル:妙な・・・言い回しだね。それはつまり・・・もうすぐ手に入る・・・って事かな・・・?
セツナ:皆、これを見てくれ。
セツナ:この村と同じような事件を解決している人間から頂いた物だ。これを使うと結界が発動し、人狼が何人いるか判明できる。
ラム:使っても人狼の特定は出来ないんですか?
セツナ:出来ないが、分かるのは狼の数だけではない。狼に加担する人間の数も判明できる。
アップル:狼に加担!?そ、そんな人がいるんですか!?
力者がいてその痕跡を消した可能性は充分にあるだろ。
イチゴ:セツナって言ったっけ、アンタ。人間の方かなりヤバい感じだけど対抗策はないの?
セツナ:この結果を発動すると何人かの人間に加護が与えられる。守護の力と破邪の力の2種類。
あずき:守護の力・・・ですか。
ノビス:破邪の力!なんかすごそう!
セツナ:宿った人数は分かるみたいだが、誰に宿ったかまでは判明できない。
ファー:なんか色々と不便ねー。もっとパパッと解決して欲しいんだけどなー。
セツナ:それだけ狼という存在が強大だということだ。また、この結界を使用するといくつかのルールを遵守してもらう。
グリーン:ルール・・・ですか?
セツナ:一つは夜の過ごし方についてだ。基本2人、多くて3人のペアを組んでもらい、互いを見張ってもらう。また、このペア決めは毎日行い、同じ人間とのペアは二度と組めない。
イチゴ:ちょ、ちょっとなによそれ!男と2人っきりになるかもしれないじゃないっ!
セツナ:そうだな。で、それがどうした?
イチゴ:ちょ・・・。
アップル:あれぇ~?イチゴちゃん何想像したのかなぁ~?私分かんないな~♪
イチゴ:アップル!あんた分かってていってるでしょッ!
あずき:その・・・セツナ様?確かにお互いを見張るというのは有効かもしれませんが・・・。
<<イエーイ!!
あずき:それを聞いてジャンピングハイタッチをしている方々を見てしまうとちょっと・・・。
セツナ:やれやれ・・・。
セツナ:貴様らが粉微塵になるまで殴って人狼か確かめてみてもかまわんぞ?
サマー&ノビス:すみませんでしたっ!!
ポカーン。
セツナ:俺としても気乗りはしない。が、命あっての物種である事も忘れないで欲しい。
ファー:そんな事より、
あずき&イチゴ:そんな事より!?
ファー:いちいちうっさい。話が進まないじゃないの。セツナ。ペア決め以外にもなんかルールあるんでしょ?
セツナ:ああ。夕方になったら投票を行う。
スパイス:投票?なんのだ?
セツナ:人狼容疑者を処刑するための投票を夕方に行う。
スパイス:また随分と物騒な投票じゃねぇか、騎士団長サマよぉ・・・っ!
バブル:・・・怖いの・・・スパイス・・・?いいアイデアだと・・・思うけどね・・・。
スパイス:バブル・・・てめぇ・・・っ!!この騎士団長サマは身内を疑えつってんだぞ!?
バブル:疑うも何も・・・セツナさんを含めて・・・残りたったの11人・・・死んだ騎士以外誰も来てないし・・・裏切り者がいるのは間違いないよ・・・。
バブル:人狼だろうとルールは遵守・・・そういう結界なら・・・確かに倒せる・・・本当に仲間なら・・・その人狼も見抜けるよね・・・スパイス・・・?
スパイス:フンッ!少しでも怪しい素振りを見せたら迷わずテメェに票を入れてやるよ・・・!!
ラム:2人ともやめなさい!今はケンカしてる場合じゃないでしょう!
スパイス:フンッ!
バブル:・・・。
アップル:で、つまりどういう流れになるの?
セツナ:そうだな。軽くまとめるか。
~1日の流れ~
昼・・・全員で会議。
夕方・・・処刑投票。
夜・・・ペア決めして対話。
朝・・・死体の有無の確認。昼に戻る。
セツナ:この流れを繰り返していけば、いずれ人狼を駆逐できるはずだ。
アップル:なるほど~!分かったよ!
セツナ:話は以上だ。最後に結界を発動させて良いか決を取ろうと思う。どうするか決めてくれ。
スパイス:俺は乗るぜ。この話。
ファー:私も乗るわ・・・でもアンタが一番乗りってのもちょっと意外ね。
スパイス:フンッ、確かに色々と癇に障るが、散々仲間を殺してきた奴に対して一泡吹かせられるかもしれねぇ。
スパイス:仲間の皮を被ってほくそ笑んでいるその顔を俺がブッ飛ばしてやる・・・!!
バブル:そういきり立ったところで・・・見つかるとは思わないけどね・・・僕も乗るよこの話・・・何もしないでいるよりは・・・遥かに勝算がある・・・。
サマー:ミーはカワイイ女の子と一緒に過ごせるのなら全然オーケー・・・勿論健全な意味でヨ!
ノビス:上に同じ!
あずき:もう選択肢が残っていませんね・・・この結界をしなかった所で道がありませんし。
イチゴ:そうねー殺されるよりはマシかなぁ。
アップル:なんかワクワクしてきた♪
イチゴ:アンタ本当に図太いわね・・・。
ラム:私も異存ありません。
グリーン:決まりですね。セツナさん。結界を張ってください。
セツナ:あぁ。ではいくぞ。
こうして結界が張られ、人間と人狼の戦いが始まった。
この取り決めを逆手に取られる可能性もあるが、今は少しでも多くの人間が生き残ることを願わずにはいられない。
続く。
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あとがき
ようやくスタートラインといったところ。キャラの見た目は個性を重視して村の雰囲気はガン無視してます。
それではまた次回。今日はこれにて。
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